こんにちは、最近政治や事件など嫌なニュースばかりで気が滅入りますね。
今回は気が付かないうちに思考が変化している、固定化している恐ろしさに気づいたのでシェアしていこうと思います。
普段から情報の正誤を確かめたり、自分や人の意見を精査して意識的に自分の方針を決めているという方もいらっしゃるでしょう。完全ではないにしろ、私自身もそちらのスタンスに近いと思っているのですが、知らないうちに過激な思想を取り入れてしまっていました。
それは、嫌なニュースを見るたびに感じるやるせなさ、変らない絶望感、無力感などの感情だけが残り、思考まで支配されていました。これは元々ネガティブな思考パターンで物事を考えていたことも大きな理由の一つだと思います。もう一つは、解決するには過激な方法しか残っていないといつの間にか結論を出してしまっていたことでした。
例えば、ドゥテルテ大統領はワンマンで治安の改善のために自ら射殺という方法を執りました。これは最近ですが、トランプ大統領も麻薬組織に対して武力行使をしました。この二人、特にドゥテルテ大統領は過激の代名詞のような人ですよね。
私も前は「うわーそこまでするのか」と引いてましたし苦手でした。武力や殺しという方法を執る前に他に解決法があるはずなのにと。でも冒頭で言ったように、最近はニュースの不快感などの悪感情が煮詰められ、「ここまでしてくれる政府のほうがいいよな。軽犯罪である窃盗などにも効果的な制裁を与える必要があるんじゃないか」とまで思うようになっていました。まさにここなんです。他に解決方法がない、と思った時に人は武力や暴力に頼るのです。(自分が過激思想によっていると気づきましたが、一部支持している部分もあります。)
先ほど面白い記事を見つけました。またモヤモヤしていて、なんか違うなと嫌な気持ちになっていたので「フラストレーションで過激思想になる」と調べたら、過激になる理由が心理学の観点から解説した記事がいくつか出てきました。
その記事はこちらです。
これを読んで、初めてアイデンティティ・フュージョンという言葉を知りました。
アイデンティティ・フュージョンとは、集団と個人のアイデンティティが融合してしまうことだそう。”例えば部族の戦士、武装勢力、テロリスト、近代的な兵士、暴力的なサッカーファンなど多岐に渡ります。”(引用)
そしてアイデンティティ・フュージョンは、心を痛める映像などの情報だけでは起こりません。これが起こるときは融合のほかに3つの要素が必要だと判明したのです。
それは「グループ外からくる脅威」、「敵の悪魔化」、「平和的解決は存在しないという考え」だそうだ。3つ目の「平和的解決は存在しないという考え」はまさに私が陥ってしまっていたことに気づいた要素です。
現代に起こる戦争や内紛、対立はすべてこれが原因だと思います。身近な例でいうと移民問題や、中国の反日教育による反日感情などです。どの国を見てもどんどん分断と対立が深まっているように思えます。多様性という言葉を盾に、都合よく傍若無人な行いをする人がのさばった結果でしょうか。このようなルールやマナーを守らず勝手気ままに振る舞う人や、違法な手段を取る人をきちんと取り締まらないと、余計分断が深まります。なぜなら、自分たちの生活が脅かされ、強いストレスがかかっているのにも関わらず、状況は変わらないどころか進行し、改善の邪魔をする奴まで現れる。フラストレーションが溜まっているんです。日本で言えば、そのフラストレーションが解決しない理由は日本政府のせいですが、その政府が贔屓する対象になっている移民にも嫌な感情が蓄積して、分断されます。ちやほやされ、贔屓されている人が嫌われるのと同じことが起こっています。これも、本当に悪いのは贔屓している人なのに、贔屓されている人が贔屓を自ら咎めたりしない限りは、輪を乱す存在として嫌われ、分断されますよね。もう一度言いますが、本当の原因は「贔屓する人」です。
一会社などの小さなコミュニティーでさえ起っているんだから、国などの大きなコミュニティー(集団)になれば、それだけ大きな分断になります。
そうして一方は自分の利益を優先し、一方は元々持っていたものを守ろうと意見が対立し、話し合いでは解決ができないという思いが強まると、武力や暴力などの過激な思想にたどり着くというわけです。しかし裏を返せば、それだけ他の手段への不信感が募っているということ。
よく普段から野蛮な人や所謂”社会的弱者”が言っている、というようなことを見かけますがそればかりではなく、様々な情報を見ていくうちにそこへたどり着いたのだと思うと、無関心な人や諦めている人よりも余程考えていると言えるかもしれません。
今回の気づきから記事を調べたことで、一つ学びになりました。
興味深い記事を見つけたことで満足です。ではまた!
一言まとめ
ストレスが人間に与える影響は大きいよね!
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