今回もまた、望むほうにフォーカスする大切さをシェアしていきたいと思います。
前回は周りの人達について書きましたが、自分自身も暗黒の精神だった時代が長いので、この記事では過去と今の考え方やメンタルの違いを比較しつつ、望みを見ることがどれだけ大切かをお伝えできればと思います。
元々ネガティブなタイプである上に家庭環境が不安定だった私は、小学生あたりから既に諦めをベースに物事を考えていました。苦手だと思ったことはすぐに諦めるし、できるまでやるという発想もありませんでした。勝負、競争とかも大嫌いでした。(これは今も苦手です。)
小学生のうちは諦めの感覚がライトで、一応の将来の夢くらいは書けていました。しかし中学校に入ると、諦めというダークな感覚がさらに強化されました。元々学校が嫌いだったのに、中学校を卒業したらまた高校が始まる…嫌なことをするには長い3年、それを乗り越えたら次は大学、次は会社員…と将来に何の希望もなく、嫌なことがずっと続き、そのまま死んでいくんだろうと思っていました。やりたいこともないと思っていたし、やりたくないことをやるのが当たり前なんだから、やりたくなくてもやるという忍耐が人生中続くと漠然と考えていたんです。
そりゃ絶望しますよね、希望もなければ楽しくもないんですから。
でも今思えば、やりたいことがないという感覚の原因は諦めだと明確に分かります。最初から、「こんなんだったら最高だけど、そんなものはこの世にないし、あったとしても自分には無理だろうな」という思い込みが原因です。大きいやりたいこと(=夢)はなくても小さい願望はたくさんあると思います。その小さい願望すらも尊重せず、守らず、無いものとして諦めていました。
そんな状態のまま、中学校を卒業するまでは頑張りました。しかし高校に入って1年弱で学校に行けなくなりました。このタイミングでカウンセリングに出会います。よく不登校の子に理由を聞く人がいますが、明確にこれという理由があるわけではありません。自分でも理由が分からないうちに行けなくなり、体が動かなくなります。これも今思えば、そもそもの土台の考え方が、自分に負担をかけすぎているということが原因だと思います。ネガティブな思いがベースになっていると、自分が見る世界もネガティブになります。(=認知の歪み)
負けないように頑張らなきゃ、点数が落ちたら終わり、もしくは逆に、頑張るのなんて無駄なんだから馬鹿馬鹿しいという無力感に苛まれるなどの意識に浸ってしまうと、行動と心が一致していないので苦しいですし、自信をもって決めたこと・やっていることではないので、成功体験にならず自信にもつながりません。さらに、自信につながらないと誇りも持てなくなり、優柔不断になったり、選択を一度しても後悔したり、その後悔から一度始めたこともぶち壊したりなど、様々な不具合が起こってくるのです。
当時の私はこれに気づかず、悪癖を続けたまま専門学校に進学します。
この専門時代に、一番諦めによる不具合を実感しました。(これも当時は原因に気づいていませんでしたが。)
課題や制作物が多く忙しいという不満はありましたが、友達と愚痴を言いあったり、授業後に出かけたり、適度にストレスを発散して、2年間はとても楽しかったです。
しかしある時、上手くいかないことがたくさん重なり、大きな問題に対処できず、学校を辞めました。辞めるまでの精神状態はまさに諦めです。私が当時ずっと心の指針にしていたのは、「どうせ、いつかはみんな死ぬんだからやらなくても問題ない」でした。
あの時はすべてのやる気がなくなり、たくさん出される課題も捌けなかったので、白紙で出していました。そしてその学校には遅刻をすると、連絡事項などの話が終わるまで立ってなきゃいけないルールがあったので、最後の方はほぼ毎日立っていました。これも別に立ってたら終わるんだから遅刻しても別にいいやと思っていました。もはや無でしたね笑
この「いつかはみんな死ぬんだからやらなくても問題ない」はまさに”ない”方向で考えています。
いつかは死ぬんだから好きなことやろう!じゃなく、いつかは死ぬんだから何もなくていい、になってしまっていたんです。
これはもったいないですよね。しかし気づいた今だからといって、過去の自分を否定したりはしません。大事なのはこれからどうしていくかです。過去を責めても時間は戻らないし、変えられませんが、今この瞬間からは変えていくことができます。この感覚が、冒頭の「望むほうを見る」に繋がります。普段はこうだったら嫌だな、こうなるのが嫌だなと悪い方に注目してしまいがちですが、じゃあどうだったら嬉しい?という視点を意識してみてほしいです。こうだったら嫌だな、もそこにこだわりがあるということですし、こうだったら嬉しいに言い換えることで、自分の願望を明確にすることができます。
最近、そうして自分の埋まっていた願望が少しずつ見えてきたと感じたので皆さんにも共有したいな、と思いました。詳細に関しては次回にしようと思います。
文章の構成的に前後編っぽくなってしまいましたが、今回はここでキリをつけようと思います。
ありがとうございました!
一言まとめ
昔は自分の中に、こんなに暗闇があるとは思ってなかったし気づかなかった!
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